
鏡を見たときや、写真に写った自分を見たとき。「前よりほうれい線が気になる」と感じることはありませんか?
ほうれい線の施術として、まずヒアルロン酸を思い浮かべる方もいるでしょう。ただ、同じように見えるほうれい線でも、くぼみやボリューム不足、周囲の頬のたるみなど、関わっている要素は一人ひとり異なります。
大切なのは、施術名を先に決めることよりも、「このほうれい線には、何が関わっているのか」を確認することです。
今回は、くぼみ・たるみを手がかりに、ヒアルロン酸や機器による施術、それぞれの役割と限界を整理します。

01 線だけでなく、周りの頬にも注目
ほうれい線は、鼻の横から口元にかけて見える溝や折れ目のこと。もともとの顔立ちにも関係するため、見えているからといって、すべてが加齢によるものとは限りません。
その見え方には、脂肪の量や分布、周囲の組織の位置、筋肉の動き、肌の状態や骨格など、複数の要素が関わります。気になる線だけを見るのではなく、周りの頬とのつながりにも目を向けることが大切です。
この記事では、施術の役割を理解しやすくするために、「くぼみ」と「たるみ」を中心に考えていきます。ただし、ほうれい線の原因をこの二つだけに分けられるわけではありません。

02 「くぼみ」と「たるみ」は、どう違う?
くぼみは、ボリュームの不足や周囲との高低差によって、へこんで見える状態です。鼻の横や頬のボリュームの状態が、ほうれい線の目立ち方に関わることがあります。
一方、たるみは、周囲の頬の組織の位置やハリが変化し、ほうれい線の外側にあるふくらみと溝の境目が目立つ状態として考えられます。頬全体が一枚のように下がるという単純な仕組みではなく、脂肪やそれを支える組織の状態も関係します。
また、くぼみとたるみが同時に関わっている場合もあります。似たような線の深さでも、どちらの影響が大きいかによって、検討する施術は変わります。

図は違いを理解するための模式図です。実際の組織構造や、施術後の変化を示すものではありません。
03 ヒアルロン酸は、くぼみやボリューム不足を補うアプローチ
くぼみやボリューム不足が関わる場合、ヒアルロン酸は、必要な部分のボリュームを補い、周囲との段差をやわらげるための選択肢になります。
ただし、「気になる線に沿って、たくさん入れればよい」というわけではありません。もともとの組織の状態や顔全体のバランスを踏まえて、注入する部位・量・製剤を検討することが大切です。
ほうれい線そのものだけでなく、鼻の横や周囲の頬との関係も確認し、どの部分のボリュームを補う必要があるのかを考えます。仕上がりや持続期間も、使用する製剤や注入部位などによって異なります。
また、ヒアルロン酸でボリュームを補っても、周囲の頬のたるみや肌の状態まで、すべて解消できるわけではありません。どこまでの変化を目指せるかを、施術前に確認しましょう。

04 周囲の頬のハリ・たるみに目を向ける
周囲の頬のハリやたるみが関わる場合には、肌や組織の引き締めを目指す、機器によるアプローチを検討することがあります。
ウルセラプライムやシュリンクユニバースは、超音波を狙った深さに集めて熱を生み出す仕組みを利用します。ボルニューマは、高周波の電流によって皮膚の組織に熱を生み出す施術です。いずれも、熱による組織の反応を利用して、ハリや引き締まりの変化を目指します。
ただし、超音波と高周波は、名前が違うだけの同じ施術ではありません。頬の厚みや脂肪の状態、施術する範囲などを確認し、機器や照射方法を検討します。
リフトアップの施術を受ければ、ほうれい線が必ずなくなるわけではありません。くぼみや顔立ちなどの影響が残ることもあり、変化の程度には個人差があります。
「たるみがあるから、この機器」と一つの条件だけで決めず、期待できる変化と限界を相談することが大切です。

05 肌の状態に合わせて、補助的なアプローチを考える
ほうれい線の周りの肌の質感や細かなシワも気になる場合には、ベルベット注射を補助的に検討することがあります。
ベルベット注射は、ボツリヌストキシン製剤を皮膚の浅い層に少量ずつ注入する施術です。肌の質感や細かなシワなどへの変化を目指しますが、期待できる作用や変化の程度には個人差があり、効果に関する研究にも限りがあります。
今回の記事では、くぼみを補うヒアルロン酸や、機器による引き締めとは役割を分けて考えます。ボリュームを補う施術の代わりでも、頬の組織を大きく持ち上げる施術の代わりでもありません。
追加するかどうかは、肌の状態や希望する変化に合わせて判断します。他の施術を受けるからといって、必ず加える必要があるわけではありません。

06 くぼみとたるみが重なるときは?
くぼみとたるみの両方が関わっている場合には、まず、どちらがどの程度、気になる見え方に影響しているかを確認します。
そのうえで、ボリュームを補うことを中心に考えるのか、周囲の頬の引き締めを検討するのか、複数の役割を組み合わせるのかを相談します。
一つの施術を検討する場合も、複数のアプローチを検討する場合もあります。
両方の要素があるからといって、必ず同時に複数の施術を受ける必要はありません。希望する変化や施術歴、負担も踏まえ、必要に応じて施術後の状態を確認しながら、次の対応を考える場合もあります。
施術の数を増やすことよりも、それぞれに、どの役割を求めるのかを明確にすることが大切です。

07 施術を決める前に、気になることを具体的に
診察では、気になる部分や希望する変化を、できるだけ具体的に伝えてみましょう。
鼻の横のくぼみが気になるのか、頬との境目が気になるのか。笑ったときと、表情を動かしていないときで、見え方が変わるか。こうした情報も、状態を確認する際の参考になります。
これまでに受けたヒアルロン酸などの注入施術や、機器による施術がある場合は、その内容と時期もお伝えください。
写真は相談の参考になりますが、写真やセルフチェックだけで、施術を確定することはできません。診察で実際の状態を確認し、施術の役割や限界、費用、ダウンタイムについて相談しましょう。
リスクも施術ごとに異なります。ヒアルロン酸では腫れや内出血のほか、まれに血流障害による皮膚の損傷や視力への影響など、重大な合併症が起こることがあります。機器による施術でも、赤み、腫れ、痛みなどが生じる場合があります。
「どの施術がよいか」だけでなく、「自分の状態では、どこまでを目指せるか」も確認しておくと、施術を考えやすくなります。

ほうれい線へのアプローチは、線を埋めることだけではありません。くぼみ、周囲の頬、肌の状態まで視野を広げて、ご自身が気になる部分と、希望する変化を整理してみましょう。

08 リンク美容外科で、施術を考えるときに

リンク美容外科では、ヒアルロン酸やベルベット注射などの注入施術は、すべて代表院長が手打ちで行います。
施術前には、使用する製剤を実物で確認でき、注入量についてもご説明します。機器による施術では、照射ショット数をご確認いただけます。施術名だけでなく、何を・どのくらい使用するのかも確認しながら、ご検討いただけます。
また、診察には日本語通訳が同席し、ご来院から術後のご案内まで対応します。帰国後のお問い合わせは日本語のLINE窓口で受け付け、必要に応じて代表院長や相談室長に確認してお返事します。
気になる部分や希望する変化、施術への疑問を、日本語でお伝えください。

開院6周年イベントのご案内
リンク美容外科の開院6周年イベントについては、下記ページでご案内しています。対象施術や適用条件などの詳細をご確認ください。
ご質問・診察のご予約は、公式LINEへ
「ほうれい線の施術について聞きたい」「来院前に費用や日程を確認したい」など、ご質問や診察のご予約は公式LINEからお問い合わせください。
施術を受けるか迷っている段階でも、気になっていることからお伝えいただけます。施術の適応や具体的な方針は、診察で状態を確認したうえで検討します。

※ 施術の効果・持続期間・ダウンタイムには個人差があります。