
額や顎先のヒアルロン酸を相談したとき、「ボトックスも一緒に検討しましょう」と言われたら、少し意外に感じるかもしれません。ボリュームを補いたいのに、なぜ筋肉に働きかける施術も考えるのでしょうか。
額と顎先は、正面から見た形だけでなく、表情をつくるときの筋肉の動きも印象に関わる部位です。ただし、ヒアルロン酸とボトックスを毎回セットで受けるわけではありません。形と動きのどちらが気になるのか、前回の施術の作用が残っているかによって、必要な施術とタイミングは変わります。
この記事では、二つの施術の役割から、額・顎先での考え方、同日施術と次回の間隔まで順に整理します。

01|ヒアルロン酸とボトックスは、見ているポイントが違う
ヒアルロン酸は、ボリュームや輪郭など、主に「形」に着目する施術です。額の丸みや顎先の出方を相談するときは、どこに、どの程度のボリュームが必要かを診察で確認します。
一方、ボトックスは筋肉の動きに働きかける施術です。表情をつくったときに額へ力が入る、唇を閉じると顎先が緊張するといった動きは、ヒアルロン酸によるボリュームの調整とは別に見ていきます。
そのため、「形が気になるからヒアルロン酸」「筋肉が動くからボトックス」と単純に決めるのでもありません。まず、気になる見え方がどこから生じているのかを確認することが、施術を考える出発点です。

02|額のヒアルロン酸に、ボトックスを併用する理由は?
額のヒアルロン酸では、正面から見た丸みだけでなく、横から見た輪郭や眉の上とのつながりも確認します。同じように「額を丸くしたい」という希望でも、現在の形や必要なボリュームは人によって異なります。
さらに、診察では表情を動かしたときの額も見ます。眉を上げたときにどの部分へ力が入るか、シワがどのように現れるか、眉の位置や目の開け方にどのような特徴があるかを確認するためです。
形に加えて筋肉の動きも検討したほうがよい場合、ヒアルロン酸とボトックスの併用を提案することがあります。一方、ボリュームの相談が中心で、ボトックスを追加する必要がない場合もあります。「額のフィラーにはボトックスが必須」という意味ではありません。

03|顎先では「形」と「力の入り方」を分けて見る
顎先の相談では、正面からの幅や形に加え、横顔での前方への出方、唇から顎先へのつながりを確認します。ヒアルロン酸を検討するときは、単に顎先を前へ出すのではなく、顔全体のバランスを見ながら必要性を判断します。
もう一つ確認したいのが、顎先にあるオトガイ筋の動きです。唇を閉じると顎先へ強く力が入り、表面にいわゆる「梅干しジワ」が現れることがあります。こうした動きが気になる場合は、形の相談とは分けてボトックスの必要性を検討します。
同じ「顎先が気になる」という相談でも、形が主な理由なのか、筋肉の緊張が主な理由なのか、両方なのかは診察してみなければ分かりません。顎先だから必ず二つを組み合わせる、という考え方ではありません。

04|フィラーを追加するたびに、ボトックスも受ける?
毎回セットで受ける必要はありません。 判断の基準は、その時点の形と筋肉の動きです。
例えば、ボリュームや輪郭を中心に確認する場合はヒアルロン酸のみを検討することがあります。形に大きな変更を加える必要がなく、筋肉の動きが主な相談であれば、ボトックスのみを検討する場合もあります。形と動きの両方に対応する必要があると判断したときに、併用を考えます。
以前に両方を受けていても、次回も同じ組み合わせになるとは限りません。ヒアルロン酸の追加を相談する時期に、前回のボトックスの作用がまだ残っていることもあるためです。**「前回受けたメニュー」より「今、何が必要か」**を確認します。

05|両方必要な場合、同じ日に受ける?
当院では、ヒアルロン酸とボトックスの両方が必要と判断した場合、基本的に同日の施術をご案内しています。渡韓中にそれぞれ別の日を確保する必要があるとは限りません。
ただし、同日に受けるかを考える前に、同じ部位へ前回いつボトックスを受けたかを確認することが重要です。最近受けた施術の作用が残っているなら、今回ヒアルロン酸を受けるとしても、ボトックスまで追加する必要はないかもしれません。
特に過去6か月以内に同じ部位のボトックス歴がある場合は、その日付と部位をお知らせください。「6か月以内なら必ず受けられない」という意味ではなく、前回の施術と現在の状態を確認して、追加の必要性を判断するためです。

06|ボトックスは、なぜ施術間隔を確認するの?
ボトックスの作用が残っているかどうかは、次の施術を考えるうえで大切な情報です。前回の作用を確認せず、フィラーを追加するたびにボトックスも重ねるという決め方はしません。
額・眉間などのシワボトックスについて、当院では5〜6か月を次回相談の目安としてご案内しています。ただし、これはすべてのボトックス施術にそのまま当てはめる周期ではありません。前回の製剤や施術部位、現在の筋肉の動きによって、次に検討する時期は異なります。
特に顎先は、額・眉間の「5〜6か月」をそのまま当てはめず、唇を閉じたときの力の入り方や梅干しジワの状態を見て判断します。ヒアルロン酸の追加時期とボトックスの追加時期も、必ずしも同じではありません。

07|次の渡韓前に、何を準備しておけばいい?
前回の施術について分かることを共有していただくと、相談時に現在の状態と照らし合わせやすくなります。次の5点を、分かる範囲で確認してみてください。
① 前回の施術日
ヒアルロン酸とボトックスをそれぞれいつ受けたか。日にちが正確に分からなければ、おおよその月でも構いません。
② 施術部位
「ボトックスを受けた」だけでなく、額・眉間・顎先など、どの部位だったかが重要です。
③ 使用した製剤・量
分かれば製剤名とヒアルロン酸の注入量、ボトックスの使用量を共有してください。分からない場合に、無理に推測する必要はありません。
④ 現在の写真
正面・斜め・横顔など、気になる部分が分かる写真は事前相談の参考になります。LINEで先に共有することもできますが、最終的な状態は来院時の診察で確認します。
⑤ 次の渡韓日程
滞在予定が分かれば、相談や施術の予定を考える際の参考になります。
当院で受けた施術なら、まず施術日をお知らせください。記録を確認しながらご案内します。他院で受けた場合も、分かる範囲の施術内容やクリニック名を伝えていただければ大丈夫です。

前回と同じ施術を繰り返すことが、今の状態に合っているとは限りません。渡韓前の情報共有と来院時の診察を通じて、形・筋肉の動き・施術歴を一緒に確認していきます。

メニューと6周年記念イベントのご案内
ヒアルロン酸やボトックスを検討中の方は、以下のLINE友だち限定メニューもご参照ください。画像のメニューについて、対象条件や現在のご案内を確認したい場合はLINEでお問い合わせいただけます。

また、6周年記念イベントは別の記事でご案内しています。イベントの対象メニューや適用条件は、リンク先の記事でご確認ください。
施術内容は、診察で確認してから
当院の注入施術は代表院長が担当します。相談時には、ご希望の形だけでなく、以前受けた施術や現在の筋肉の動きも確認します。
「ヒアルロン酸だけでよいのか」「ボトックスも必要か」「前回受けたボトックスを今回重ねるべきか」。こうした点は画像や施術名だけで決めず、診察で一つずつ確認します。

まとめ|併用は、必要性とタイミングから考える
額・顎先のヒアルロン酸は、ボリュームや形を考える施術です。ボトックスは筋肉の動きに着目します。両方を検討する場合もありますが、毎回セットで受ける必要はありません。
特に以前ボトックスを受けたことがある方は、施術部位・施術日・現在の作用を確認することが大切です。両方必要な場合は基本的に同日施術をご案内しますが、過去6か月以内の同じ部位の施術歴があれば、追加しない選択も含めて判断します。
注入後には腫れや内出血などが起こる場合があります。施術ごとに適応や注意点も異なるため、ご希望と施術歴を共有し、診察時に必要性とリスクを確認してください。

前回の施術日や部位が分かる方は、相談時にあわせてお知らせください。まだ施術を決めていない段階でも、額・顎先の気になる点についてご相談いただけます。